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補助金の右腕

事業再構築補助金の採択後にこそ気をつけておきたいこと。

事業再構築補助金

事業再構築補助金も公募はいよいよ次が4回目。
これまでに1回目、2回目の採択結果が発表されて、交付手続きを進めている事業者様多いと思います。

補助金は採択するのも大きな壁がありますが、本当に重要なのは採択後です。
補助金は精算払いが原則ですので、全ての補助事業を実施(支払いまで完了)し、その実施結果を適切に報告(以下、実績報告)しなければ補助金はおりません。
この実績報告を見据えて、申請時・もしくは採択直後に実施できるかが重要となります。

事業再構築補助金においても、9月29日に「実績報告書マニュアル」がアップされました。
それを見ますと、例えば「建物費」については、以下の資料が実績報告で必要となります。

□見積依頼書(仕様書)
□相見積書(1者のみの場合は業者選定理由書)
□発注書
○契約書または注文請書
工事着工前や工事作業中の写真(画像データ用台紙<参考様式17>に貼りつけてPDF化したもの)
○納品書または引渡書または完了報告書
○検収書(その代替として、納品書等のコピーに「検収」と手書きし「検収年月日」「立合者氏名」をサインし、それをコピーしたものでも可。サインした原本は業者に渡る。)
完成後の写真(画像データ用台紙<参考様式17>に貼りつけてPDF化したもの)
○完成後の平面図
○完成後の工事費内訳書
○請求書
□代金支払済みを示す証票
○領収書(存在する場合)
□補助金額1,000 万円超の場合、本事業により建設した建物等の施設又は設備を対象として、保険または共済(付保割合が中小企業等は30%以上、中堅企業等は40%以上)へ加入する義務があるため、その契約書・証券等のコピーを提出。
※□は自社で用意、○は業者が用意するもの

この中でも、特に写真については工事前後の写真が必要など、やってしまった後では対応が難しいものもあります。
写真については、機械装置でも同じで、「設置前・搬入時・据付時の写真」が必要となっています。
機械を設定してしまった後では撮影できないことも想定されます。もしこうした写真が準備できなかった場合、場合によっては補助金が下りないという事態にもなりかねません。

補助事業に採択された企業は、実績報告がまだ先であっても、まずは実績報告書マニュアルを読んでおくことをお勧めいたします。
実績報告書マニュアルは以下のリンク先のページ下部からダウンロードできます。

事業再構築補助金のWebサイトへ

ご相談内容別窓口

この記事を書いた人

平阪 靖規

平阪 靖規

2012年4月に「中小企業診断士」登録。2013年04月の独立後より補助金を始めとする中小企業施策の支援に従事。中小企業施策を企画する行政と利用する中小企業・小規模事業者の橋渡し役としての任務を全うすることに力を注いでいる。株式会社コムラッドファームジャパン 代表取締役。

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