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小規模事業者持続化補助金に採択されやすくなるストーリーの作り方

小規模事業者持続化補助金を申請する際、どのような事業計画のストーリーを考えると採択されやすくなるかご存知でしょうか。

一言で言えば、「何かしらの新しい取り組み」が盛り込まれたストーリーになります。
しかし、新しい取り組みと言われてもイメージがしにくいと思いますので、「何かしら新しい取り組み」というものについて、もう少し深掘りしたいと思います。

 

まず前提として、「商品・サービス」と「顧客」という2軸を「既存」と「新規」に分けて考えると分かりやすくなります。
つまり、補助事業で取り組む内容を「既存の商品・サービス」「新規の商品・サービス」、補助事業で対象にするターゲットを「既存の顧客層」「新規の顧客層」という形で4つに分けて考えます。

 

この時、事業再構築補助金で採択されやすくなる組み合わせは、

  • 「既存の商品・サービス」×「新規の顧客層」
  • 「新規の商品・サービス」×「既存の顧客層」

の組み合わせになります。
これは、「既存の商品・サービスを新規の顧客層に販売するための販促活動を行いたい。」もしくは「新規の商品・サービスを既存の顧客層に販売するための販促活動を行いたい」というストーリーを盛り込むと採択されやすくなるということです。

 

逆に、採択の可能性が低くなる組み合わせは、「既存の商品・サービス」×「既存の顧客層」、つまり「既存の商品・サービスを既存の顧客層に販売するために販促活動を行いたい」というストーリーになります。
取り組む内容に新しさが一切なく、通常業務の延長でわざわざ補助金をもらってまでやる必要があるのものではないと判断されるため審査員に厳しく見られてしまいます。
もしこのストーリーで採択させたい場合は、投資する内容(つまり販促活動)にすごい工夫があったり、変わったことをする必要が出てきます。
つまり、単なるチラシを作りたいやホームページを作りたい、など持続化補助金でよくある取り組みでは、このストーリーにおいては採択は難しいということです。

 

また、「新規の商品・サービス」×「新規の顧客層」という組み合わせは、小規模事業者にとって成功する確率が低いのではないかと審査員に見られがちなため、申請書を書く際に事業の成功可能性を高める工夫などを詳細に書く必要があり少しテクニックが必要となります。そのため、あまりお勧めはできません。

 

これまでの内容をまとめると以下の表のように、採択されやすい、されにくいストーリーが分類できます。

 

このように、「商品・サービス」か「顧客層」のどちらかに新規性を持たせることで、採択の可能性がグーンと高まりますので、事業計画のストーリーを考える際は、ぜひ参考にしてください。

 

それでは。

 

 

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この記事を書いた人

平阪 靖規

平阪 靖規

2012年4月に「中小企業診断士」登録。2013年04月の独立後より補助金を始めとする中小企業施策の支援に従事。中小企業施策を企画する行政と利用する中小企業・小規模事業者の橋渡し役としての任務を全うすることに力を注いでいる。株式会社コムラッドファームジャパン 代表取締役。

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