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補助金の右腕

令和4年度補正予算案「事業承継・引継ぎ補助金」について

現情報をもとに、令和4年度補正予算案で公表されている「事業承継・引継ぎ補助金」についてご紹介いたします。

この補助金は、事業承継・引継ぎにかかる設備投資や販路開拓、専門家活用、廃業費等を支援する制度です。
この補正予算案では、国が事業者様へ賃上げを後押ししていることもあり、「経営革新事業」では、事業終了時に事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上等であれば、補助上限額を600万円から800万円へと引上げます。ただ600万円を超える部分の補助率は1/2となります。(600万円までの補助率は2/3)
また後継者による取組みも補助対象となるようです。

①経営革新事業

事業承継・M&A後の経営革新( 設 備 投 資 ・ 販 路 開 拓 等 ) に係る費用を補助

創業支援型 経営者交代型 M& A型
他 の 事 業 者 が 保 有 し て い る 経 営 資 源を引き継いで創業した場合 親 族 内 承 継 等 に よ り 経 営 資 源 を 引 き継いだ場合 ( 後 継 者 が 引 き 継 ぎ 予 定の場合を含む ) M & A ( 株 式 譲 渡 、 事 業 譲 渡 等 ) により経営資源を引き継いだ場合
補助金上限額:※最大800万円(下記の要件を満たす場合)
補助率:2/3(600万円以内 )  1/2(600万円超~800万円)
※事業終了時に事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上等の賃上げを実施する場合、補助上限を600万円から800万円に引き上げする
             ②専門家活用事業
M& A時の専門家活用に係る費用( ※ファイナンシャルファイナンシャルアドバイザー ( F A ) や仲介に係る費用  、 デ ュ ー デ ィ リ ジ ェ ン ス 、 セ カ ン ド オ ピ ニ オ ン 、 表 明 保 証 保 険 料 等 ) を補助
買い手支援型 売り手支援型
M & A に 伴 い 経 営 資 源を 譲 り受ける予定の中小企業等 M & A に 伴 い 自 社 が 有 す る 経 営 資源を譲り渡す予定の中小企業等
補助上限額:600万円(M&Aが未成約の場合は300万円)
補助率:2/3
※FA・仲介費用については、「M&A支援機関登録制度」に登録されたFA・仲介業者による支援に係る費用だけが補助対象

事業承継・ M & A に 伴 う 廃 業 に 係 る 費 用 ( 原 状 回 復 費 ・ 在 庫 処 分 費 等 ) は 、 上 記
① 経 営 革 新 事 業 も し く は ② 専 門 家 活 用 事 業 に 上 乗 せ し て 補 助【 補助率: 2 / 3 補 助 、 補 助 上 限 : 150 万 円 】と中小企業庁から示された資料にありますので、枠としてはなくなるようです。

また8月31日に経済産業者が公表した概算要求では、事業承継・引継ぎ支援事業として20億円を計上しています。今年度の事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継・引継ぎ支援事業と生産性革命推進事業と2つの予算で、別々に公募が行われていました。来年度も同じように2本立ての予算で実施されることになりそうです。

新しい情報が分かり次第、またこのブログにてお知らせいたします。
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この記事を書いた人

津谷川 匠

津谷川 匠

株式会社コムラッドファームジャパンが提供する「補助金の右腕」サービスのサービス開発責任者。「補助金の右腕」TwitterやYouTubeチャンネルの中の人。中小企業が活用できる補助金について日夜研究をしている。中小企業診断士。

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