現時点の情報をもとに、令和4年度補正予算案で公表されている「IT導入補助金」についてご紹介いたします。
この補助金は、中小企業の業務効率化やDXを推進するため、ITツール等の導入費用を支援する制度です
今年度、デジタル化基盤導入枠において、インボイス対応に必要なITツール導入促進のため、クラウド利用料(2年分)やハード(PC等)購入の補助対象化、補助率引上げ(1/2→2/3~3/4)がされましたが、それが継続されます。またこの補正予算案で、安価なツール導入も支援するために補助下限額(5万円)が撤廃されています。
通常枠 | デジタル化基盤導入類型 | 複数社連携IT導入類型 | セキュリティ対策推進枠 |
・生産性の向上に資するITツールの導入費用を支援 ・補助下限額を引き下げ、クラウド利用料の対象期間が最大2年間 |
・インボイス制度への対応も見据え、会計・受発注・決済・ECソフトに加え、 PC・タブレット・レジ・券売機等のハードウェア導入費用も支援 ・令和4年度第2次補正予算より、安価なITツール導入も支援すべく、補助下限額を撤廃 |
・複数の中小企業・小規模事業者等が連携して地域DXの実現や生産性向上を図る取組を支援します。コーディネート費・専門家謝金も対象 | ・独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティ お助け隊サービスリスト」に掲載されているセキュリティサービスの利用料を支援 |
また、国はこの補助金の活用事例を示しています。事業者様にとってITツールの活用の仕方やその効果もイメージ出来るのではないでしょうか。
【通常枠】
・タイムカードによる勤怠管理のため、本社出勤後の現場移動、帰社後の帰宅が必要であったところ、「勤怠・労務管理ツール」の導入により出先からの打刻が可能に。これにより、残業時間が3割削減、人事担当の作業効率も大幅アップ!
【デジタル基盤導入類型】
・インボイス発行の手間を効率化するため、 「会計ツール」を導入。
経理担当が手作業で行っていた出納管理が自動化され、バックオフィスの効率が全体的に向上。
新しい情報が分かり次第、またこのブログにてお知らせいたします。
弊社では、各種補助金の申請支援を行っています。お気軽にお声がけください。